事業再構築補助金からの変更点
新事業進出補助金(正式名称:新市場進出補助金)は、2025年度補正予算で事業再構築補助金の後継として創設されました。最大の変更点は「再構築」から「新市場進出」への重点シフトです。コロナ禍の緊急支援色が薄れ、前向きな新事業展開を支援する制度に生まれ変わりました。
補助額と補助率
補助上限は9,000万円(従業員数に応じて変動)、補助率は1/2です。事業再構築補助金では最大1億円だったため、やや減額されましたが、依然として大型補助金の部類に入ります。
第1回公募の採択結果
第1回公募の採択率は約37%でした。事業再構築補助金の初期(採択率30〜40%)と同水準で、3件に1件が採択される計算です。ただし、回を重ねるごとに採択率が下がる傾向があるため、早期の申請が有利です。
審査のポイント:独自性・新規性・市場性
審査では3つの軸が重視されます:
- 独自性:既存事業の強みを活かした差別化要素があるか
- 新規性:従来やっていなかった新しい製品・サービスであるか
- 市場性:ターゲット市場の規模と成長性が十分か
単なる設備更新や既存事業の延長では採択されません。「自社にとって新しい」だけでなく、「市場にとっても価値がある」ことを示す必要があります。
申請時の注意点
事業計画書は15ページ以内が推奨されています。数字の根拠を明確にし、売上計画には保守的・標準・楽観の3シナリオを記載すると説得力が増します。認定支援機関の確認書が必須のため、早めに連携先を確保してください。