ISICOの定番枠に、再応募可能の柔軟さ
公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO)が、2026年度の「新商品・新サービス開発支援事業助成金」の公募を開始した。旧称「いしかわ中小企業チャレンジ支援ファンド」。石川県内で新商品・新サービスを開発したい中小企業にとって、毎年のメイン枠のひとつだ。
制度概要
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 制度名 | 新商品・新サービス開発支援事業助成金 |
| 実施主体 | 公益財団法人石川県産業創出支援機構(ISICO) |
| 対象事業者 | 石川県内に事業所を持つ中小企業、創業予定者、県内企業など |
| 区分 | ①地域資源を活用した新商品・新サービス開発<br>②社会課題解決に向けた取り組み |
| 補助率 | メニューにより2/3、3/4など |
| 上限額 | メニューにより150万円〜300万円 |
| 対象経費 | 開発・販路開拓に関する経費(汎用機械装置・パソコン等は対象外) |
| 公募締切 | 令和8年6月12日(金)16時必着 |
現場の本音:再応募OKが意外と使える
この制度、地味な特徴だが見逃せないのが「過去にこのファンドで採択を受けた事業者も、異なる内容で応募可能」という点。
補助金の多くは、一度採択されると同じ制度への再応募は数年間制限される。しかしこの制度は別テーマであれば何度でも出せる。毎年コツコツとISICOの枠を使いながら事業を広げていく石川県の会社は実際にいる。
対象経費の落とし穴
「汎用性のある機械装置、パソコン等は対象外」という縛りは、地方自治体の新商品開発系補助金で非常に典型的なもの。ここを見落としてパソコン・一般工作機械を経費に計上すると審査段階で減額される。
実用化のために必要な専用の治具、試作機、ソフトウェア開発費、デザイン費、販路開拓の展示会出展費などが通りやすい経費。
2区分の選び方
「地域資源活用」と「社会課題解決」の2区分があるが、この選び方にもコツがある。
- 地域資源活用: :金沢箔、輪島塗、能登の食材など、石川固有の資源を軸にした商品開発。「その土地でしか作れない物語」が書ける会社はこちら
- 社会課題解決: :高齢化、人手不足、環境問題など、より広いテーマ。地域性が弱くても、インパクトのある課題解決ならこちら
両方に該当する場合、地域資源活用の方が採択されやすい傾向がある(ISICOの事業目的が「石川県の産業振興」にあるため)。
準備すべきこと
- 6月12日の締切まで約7週間
- 事業計画書は最低3週間かけて作成するのが理想
- ISICOは個別相談に応じてくれるため、GW前に一度持ち込み相談を入れておくと有利
補助金申請の事業計画書作成は、読み手が誰かを想像して書けるかどうかで採択率が変わる。ISICOの場合、審査委員は地元の経営者・大学教授・金融機関出身者が中心。「数字で語る」より「ストーリーで納得させる」方が通りやすい。
石川県で補助金を狙うなら
石川県内の事業者で、ISICOの枠を使った新商品開発に興味がある場合、TORUQに登録された石川県の認定コンサルタントに相談するのが早い。無料相談はこちらから。
※本記事の情報は2026年4月23日時点の公開情報に基づきます。最新の公募要領は必ず[ISICO公式ページ](https://www.isico.or.jp/site/shinseihin/challengefund.html)でご確認ください。