「10万円じゃ意味ない」は誤解——連発型を使いこなす
岩手県のインバウンドプロモーション支援補助金は、上限10万円。一見すると小さい。
だが、この補助金には重要なポイントがある——1事業者につき年2回申請可能。つまり累計で20万円まで活用できる。
さらに補助率は1/2なので、20万円の補助金を使うには40万円分の海外渡航・宿泊を計上することになる。中規模な海外商談の費用としては十分なインパクトだ。
対象経費がシンプル
補助対象経費は航空運賃と宿泊費(国内宿泊は対象外)。つまり「海外に行って商談・営業・プロモーションする」という活動そのものへの補助金。
対象国・地域:台湾・中国・香港・韓国・タイ
アジア圏に限定。欧米は対象外。ただし、岩手県の主要インバウンド市場と合致している。
使い方の戦略:2回の組み合わせ
年2回使えるので、例えば:
- 1回目: :台湾で商談会・現地視察(4〜5月)
- 2回目: :タイで宿泊業者との提携協議(10〜11月)
というように、半年ずつ違う国に行くと1年で2市場にアプローチできる。
条件:観光キャンペーン推進協議会への加入が前提
申請には「いわて観光キャンペーン推進協議会インバウンド推進部会」への所属が必要。未加入ならまず協議会加入から。協議会は年会費があるが、その分この補助金で回収できる。
対象外経費:引っかかりやすい落とし穴
- 物販目的(商品を売りに行くだけ)の渡航は対象外
- 国内催事(日本国内での商談会)は対象外
- 視察・研修(勉強目的)のみも対象外
あくまで「プロモーション=岩手県の観光を売り込む活動」が目的。申請書の「活動内容」には商談先名・訪問先・プロモーション手法を具体的に書く。
交付決定前の着手は禁止
交付決定前に支出した費用は対象外——これは補助金の鉄則。航空券を予約する前に、交付決定を必ず待つこと。
制度の基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 補助率 | 1/2以内 |
| 上限額 | 1申請10万円(端数切り捨て) |
| 申請回数 | 1事業者あたり年2回まで |
| 対象経費 | 航空運賃・海外宿泊費 |
| 対象国 | 台湾・中国・香港・韓国・タイ |
| 申請期間 | 2026年4月15日〜2027年3月17日 |
| 活動期間 | 2026年4月29日〜2027年3月31日 |
情報ソース
※本記事は2026年4月22日時点の公開情報に基づいています。